■「くまさんの畑」とは
祖父、母、若夫婦、子(2歳と0歳)の4世代で、豊かな自然に囲まれた長野市千曲川沿いにて、年間60種類以上の野菜や果実を育てております。
農地は、曾々祖父から代々受け継いできました。
一時は後継者がおらずに耕作エリアを一気に縮小・・・祖父は農地を手放す準備をしておりましたが、その孫である若夫婦が一念発起し、耕作を再スタートしました。
祖父はかつて、単一大量栽培にて桃や米を栽培しており、市場出荷を主としておりました。
現在は、多品種少量生産に移行し、直売を中心に商品をお届けしてます。
日々の栽培過程や日常をInstagram「kumasan_no_hatake」に掲載しているので、ぜひご覧ください。
■くまさんってだ~れ?
くまさんとは、若夫婦の主人のニックネームです。
□くまさん夫婦ってどんな人?
夫:生粋のスポーツマン。
スノーボード&スケートボードと筋トレ、サウナが好き。
好きな食べ物は、低カロリーなもの。鶏肉、豆腐、おから、豆etc.
決めた事は必ずやり抜く「有言実行」タイプ。
実は隠れゲーマーであり、2チャンが好き。
妻:気まぐれ肉食女子。
スノーボード、テニス、ホットヨガが好き。
好きな食べ物は、高カロリーなもの。焼き肉、ピザ、お寿司etc.
心の中で妄想を広げ静かに実行する「無限実行」タイプ。
ネット漫画や映画を夜更かししながら見るのが好き。
→性格が真逆のでこぼこ夫婦ですが(笑)、もちつもたれつ、補いながらやってます。
■くまさん夫婦はなぜ農業を始めたの?
現代の日本では、農家高齢化、後継者不足により、農地を手放す人が後をたちません。
前述した通り、うちも同様です。
祖父が、所有していた農地を宅地に変更していく様子を見て、果たしてこれでいいのかと感じました。
私は「農地は農地として利用すべき」と考えてます。
そこで、自ら耕すこととしました。
更に昨今、震災や輸入規制、梅雨の長期化、地球温暖化により野菜不足が生じ、野菜価格高騰が当然のように発生してます。
そんな中、いつ野菜不足に悩まされてもおかしくないという危機感を感じ、自分達の為、後世の為に、畑を耕す必要性を感じました。
祖父が育てた野菜を今までは当たり前のように食べてきましたが、次は私共が育てる番だと感じたのです。
■何を栽培しているの?
野菜は固定種を中心に、年間100種類以上の野菜や果実を栽培してます。
具体的には以下の通りです。
【果実】桃、柿(甘、渋)、あんず、梅、イチジク、キウイ、ブルーベリー
【葉物】キャベツ、レタス、ほうれん草、野沢菜、白菜、つるむらさき、空心菜
【夏野菜】トマト、ナス、ズッキーニ、きゅうり、うり、ゴーヤ、かぼちゃ、オクラ、ピーマン、トウモロコシ
【根菜】じゃがいも5種、里芋、さつまいも、にんじん、大根、ビーツ、玉ねぎ、長ネギ、にんにく
【豆類】インゲン豆、落花生、ぱんだ豆
【ハーブ】青じそ、赤じそ、えごま、みょうが、バジル
■こだわりの農法「炭素循環農法」
自然の摂理にかなった方法にて、土の中の微生物の力を借りて栽培してます。
私共がいる長野は、きのこの生産地です。
そして、きのこの培地は、微生物にとって非常に優れた環境です。
きのこ収穫後の培地をきのこ屋さんから譲っていただき、畑に投入することで、微生物が活性化し、野菜に必要な養分を必要な分だけ作ってくれます。
必要最低限の養分で作られた野菜は、えぐみのない、とっても素朴な旨みのある味となります。
結果的に、農薬や化学肥料は必要ではなくなり、使用しておりません。
■こだわりの品種「固定種」
野菜の種は大きく分けると、「F1種」と「固定種」があります。
「F1種」は、品種改良された、雑種一代目の種です。
収量が多く生育が均一で、非常に効率的に野菜を栽培できます。
戦後50年間で一気に世に広まり、スーパーで売られている野菜やホームセンターで売られている種の99%は、「F1種」です。
それに対し、「固定種」は、長年、交配せずに単一の品種で育てられ、安定した遺伝子を持つ種です。
生育が均一でなく、F1種ほど収量が多くありません。
成育が遅いため、手間もかかります。
戦前まで広く使用されてきた種ですが、今やスーパーでは購入できない野菜です。
おじいちゃんおばあちゃんが懐かしむような、不揃いで味の濃い、昔の野菜です。在来種と呼ばれる品種は、多くが固定種に該当します。
固定種を育てている一番の理由は、「自分らが食べたいから」です。
そして、
「濃く深みのある味の野菜」を自分達だけなく皆様にも食べて頂きたい、
土地にあった野菜を作りたい、
という理由で、固定種の野菜を栽培&販売してます。
■メッセージ
日々何気なく食べている野菜、果物ですが、自分の食べたものは未来の自分を創ります。
ぜひ、私共が作ったこだわりいっぱいの野菜を食べて、皆様のエネルギーを最大限に引き出す一助になれたらと思ってます。
私共夫婦は、野菜栽培者としては駆け出し段階でありますが、細く長く続けていきますので、どうか温かく見守ってください。